日本教育情報学会 第18回「AIと教育」研究会

2026年1月度定例会のご案内です。

非会員も含め、どなたでも参加可能です。お気軽にどうぞ!

■日時:2026年1月29日(木) 18:00~19:00

■場所:オンライン(Zoom)

■話題・話者:

(1) 算数・数学科を中心とした学習指導要領の変遷に見るデータリテラシー教育の取り扱い(次期学習指導要領を見据えて)

松本 宗久(神戸親和大学 教育学部)

概要:算数・数学科においては、今世紀に入り「データの活用」等の分野におけるデータリテラシー教育が、指導要領が改定されるごとに重要度が増しています。折しも先日、次期学習指導要領について議論する中央教育審議会の作業部会で、高等学校数学の見直し案が提示され、必履修とされる数学Iにおいて、AIやデータサイエンスに関する基礎的な理論を盛り込む方向が示唆されています。そこで今回は、高等学校数学の次期学習指導要領の方向性を考えることを中心に、データリテラシー教育の今後についてAIの仕組みを学ぶことも念頭に入れて探っていきます。

(2) ハルシネーションと「データの活用」の学習

市川 隆司(大阪信愛学院大学 教育学部)

概要:生成AIの登場以来、いわゆるハルシネーションとされる誤情報を出力する問題はさまざま取り上げられてきました。計算を始めとする数学的問題については数多く指摘されています。しかしLLMモデルの進化において解消されてきた内容もあります。LLMの学習データやプロンプトに入力する言語の影響を検討し、現状を把握して教育的な利活用について考えていきます。その中で「データの活用」の学習に関する教材としてAIの利活用を検討します。

■司会・問い合わせ:福田美誉(関西国際大学)

m-fukuda@kuins.ac.jp

■申込み:https://forms.gle/k3TRmDTu3xNcpuQ68

※これまでに研究会(定例会)に申込みされた方は、申込みは不要です。

「AIと教育」研究会運営メンバー
山形大学 加納 寛子
青山学院大学 野末 俊比古
NPO法人 みんなのコード 竹谷 正明
関西国際大学 福田 美誉